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2010年4月22日 (木)

全国学力テストと事業仕分け

全国学力テストの参加校数が話題になっています。一定以上の教育水準が確保されているかどうかを把握するためには、データを全件揃えなくても抽出式で十分だということで、予算を削減して抽出式にしたために参加校が減ったとあります。

でも、これは中央省庁の視座であって、他にも、参加する学校やその地域の教育委員会が自分たちの指導水準や指導結果の水準(つまり成績)がどうであるかを知って改善に役立てようという参加者側からみた目的もあるはずです。

そして、参加者側のニーズを満たそうとするなら、中途半端な参加率では役に立たないのではないか。特に独自の学力テスト制度を持つ地域は教育指導への意識も高いはずだから、そんな地域が参加しないとなると、正確な全国基準が出てこないのではないか。であれば使えないということになって、この目的は全部ギブアップ。

さらに、これが事業仕分けで予算削減されたから仕方ないのだとすれば、仕分けの姿勢に問題があるのではないでしょうか。

予算を半分削減しても半分の事業効果が残るなら、まあいいでしょう。お金がないのだから半分で我慢するかとなるが、半分にしたら事業効果が全部なくなってしまったという事業も中にはあるのではないか。そんな場合は、残した半分の予算は半分の意味さえも失うことになる。

学力テストのケースはどうだろう。仕分けに当たっては、単に予算捻出の切り口ではなく、まず事業の当初の目的をちゃんと把握し、その目的の吟味から始めてもらいたいものです。

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