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2010年4月19日 (月)

名古屋市長、河村たかしと議員報酬とポリスとオイコス

名古屋市の河村市長の市政改革が性急なので、議会と真っ向からぶつかっています。河村市長によれば、市議会議員の報酬は今の半分でいいというし、議員の数は半分でいいという。

半分とは思い切ったものですが、報酬にしても議員数にしても、合理的な方法ではじき出した数字とはとても思えませんね。1割カットや2割カット・・・ではインパクトなくいので、やるなら思いっきりやった方が名古屋に河村ありと全国に知れるだろうということかもしれない。

でも、議員が職業になってしまってはいけないという発言はなんだか分かるような気がします。議員として頑張るのは高い報酬を得るためだということなら、自己の生命への配慮を超えて存在する市政という名古屋市民共通の世界への高貴な貢献はありえない。

昔、「ポリス」とは公的領域を指し、それに対して「オイコス」があったそうです。オイコスはエコノミーの語源にもなっている私的領域を指す言葉で、自己の生命への配慮、つまり生活するために労働に従事する場所です。

政治はポリスで、生活を維持する活動の場であるオイコスとは区別されていました。高い報酬を得るための活動はオイコスであり、ポリスにそれを持ち込んではいけない。これをそのまま名古屋にあてはめるなら、市議会議員は一切報酬を望んではいけないとなる。報酬の半分カットどころか、無報酬でやれということ。

ひょっとしたら、河村市長はこう考えて、ゼロではさすがにあんまりだから、足して二で割った半分という金額を合理的にはじき出したのかも知れませんね。

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