« 諫早湾干拓事業の開門調査と次々と事業を台無しにする民主党政権 | トップページ | ドラッカー「マネジメント」サブノート、第6章 »

2010年12月19日 (日)

防衛大綱はどのように議論されたのか

1217日に防衛計画の大綱が決定されて新聞に発表された。動的防衛力という概念が新たに打ち出され、具体的に中国や北朝鮮の脅威を想定して従来のように装備がそこにあるというだけではなく、しっかり機能する防衛力を目指す。

中国は直ちに懸念を表明した。そりゃ、これだけ明確に積極的防衛に舵を切った方針をうちだしたのだから、懸念も表明するだろう。もっとも、財源の裏打ちもなく、防衛技術の共同開発に不可欠な武器輸出三原則緩和を見送っているのだから、実効性ありやなしや?・・・というところではちょっと疑問符がつく。それでも、気持はこうだと明確に打ち出した意味は大きい。

それにしても、向こう10年の国の防衛方針という大切な事が一体どこでどのように決まるのだろう。しっかり議論されたのだろうか。少なくとも、新聞やテレビ等ではさほど話題にもならず、与野党間でどのような対立軸があるのかも報道されず、いきなり決まったという印象がぬぐえない。

鳩山政権が、年内の策定を目指したけど延びて結局断念したのは知っているが、あれから1年近くもの間、政治にかかわる新聞やテレビの報道は、政治とカネの問題やら大臣の失言の問題やら、それらにからむ政局がどうやら・・・ということばかりであった。

この間に、もしこの大切な事が私たちの知らないところで議論されていたとするなら、新聞やテレビ等のメディアは、その議論の内容から国民の目をそらす為に、枝葉末節の報道にいそしんでいたとしか思えない。そうだとすればなんというメディアの怠慢であろうか。

しかし、メディアが報道するような議論が国会や政府内にもないまま決定されて発表されたのだとしたら、こちらの方が問題だ。

防衛大綱は、昔は国防会議を経て、1986年以降は安全保障会議を経て閣議決定される。安全保障会議は行政機関であるから、昔も今も政府が決めると言っていい。

一方、国会には安全保障委員会が衆議院に常設されている。国会といえば、いつも予算委員会が注目されて、国会中継も予算委員会がほとんどだが、他にも常設委員会があり、国を運営する方法をそれぞれの分野に分かれて議論される場がある。安全保障委員会で今後の防衛方針に関してどのような議論があり、与野党がそれぞれどのような主張をしたのか、今からでもいいから教えてほしい。

|

« 諫早湾干拓事業の開門調査と次々と事業を台無しにする民主党政権 | トップページ | ドラッカー「マネジメント」サブノート、第6章 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548369/50346373

この記事へのトラックバック一覧です: 防衛大綱はどのように議論されたのか:

« 諫早湾干拓事業の開門調査と次々と事業を台無しにする民主党政権 | トップページ | ドラッカー「マネジメント」サブノート、第6章 »