« 日銀の為替介入は効果あるのでしょうか。材料に着目。 | トップページ | 管直人首相の裏切り行為と海江田万里経産相の涙 »

2011年8月 8日 (月)

ドラッカー「マネジメント」サブノート、第12章(全61章)

12.   公的機関はなぜ成果を生まないのか

(1)   公的機関が成果を生まない理由として、3つが指摘されるが、それらは下に示す通り「言い訳」に過ぎない。

  上層部にビジネス感覚が欠けている

 ビジネスライクになれというのは公的機関への処方箋としては適切ではない。

 ビジネスライクになればコストが下がる可能性はあるが、その代わり組織目的を果たすために欠かせないサービスが効率化という名目のもとに軽視されかねないからである。(だから、この指摘は妥当ではない)

  よりよい人材が求められている

 欠点は人材ではなく制度にある。(だから、人材が不足しているから成果を生めないとの理由は言い訳に過ぎない)

  目標と結果が目に見えない

 目に見える目標に置き換えることは可能だ。

 例えば、教会が掲げる「魂の救済」という目標は結果が目に見えないが、礼拝の週刊を取り戻す若者の数などは測定できるはず。(目に見えない・・とは、見ようとしていないだけである)

(2)   予算がもたらす誤り

  企業は顧客に満足をもたらすことをとおして、その対価を得て収入としているが、公的機関では、企業の収入に当たるものが予算であると間違って解釈され、より多くの予算を獲得することが成果であると誤解されている。

  企業の場合には、成果は市場への貢献や目標の達成度を意味し、公的機関の場合は、それ(市場にあたるもの)は納税者である。従って、公的機関の本来の成果は納税者への貢献で測られるべきだ。

  彼らが捉える成果と本来の貢献が食い違っている。

(3)   効率がアダになる局面

  予算をもとに活動する組織の重要性は、基本的には予算の大きさと人員によって測られるため、少ない予算や人員で結果を出したとしても、優れた活動をしたことにならず、むしろ組織の存続を危うくする。

(4)   稼いだ収入VS当然の収入

  企業は、満足しない或いは関心のない顧客からは対価を得られないため、自力で稼がなくてはならない。一方、公的機関の予算は当然のように与えられる。

  かと言って、予算で対応する仕組みは悪ではなく、必要なもの。だから、範囲を絞ったり、影響を和らげるなどして欠点を補ったりする必要がある。

|

« 日銀の為替介入は効果あるのでしょうか。材料に着目。 | トップページ | 管直人首相の裏切り行為と海江田万里経産相の涙 »

「マネジメント」(ドラッカー)のサブノート」カテゴリの記事

コメント

失礼します。     

  「アル中を癒され」「脳梗塞より生還」「倒産によるサラ金地獄」
より、「希望」によって「癒され・救われた者」の「証」です。  
     
 こころを強くする「メッセージ」のご案内
      http://www4.ocn.ne.jp/~kokoro/
   「ビジネスマーケティング」から「こころのマーケティング」へ
     
        ご笑覧ください。     安達三郎

投稿: あだち | 2011年9月12日 (月) 21時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548369/52427712

この記事へのトラックバック一覧です: ドラッカー「マネジメント」サブノート、第12章(全61章):

« 日銀の為替介入は効果あるのでしょうか。材料に着目。 | トップページ | 管直人首相の裏切り行為と海江田万里経産相の涙 »