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2011年8月16日 (火)

管直人首相の裏切り行為と海江田万里経産相の涙

8/13の読売新聞朝刊に、「管、海江田150日闘争」という記事が載っていました。8/2海江田経産相が首相をたずね、「経産省事務方の人心一新を図りたい」と申し出て、「任せる」と言われたが、この人事が8/4首相自身が決断した更迭人事として発表されたとの内容です。海江田経産相が決め、任された幹部人事なのに、管首相が決断した更迭人事にすり替えられたというわけです。上司が部下の仕事を横取りして自分の手柄のように自慢する姿はどこにでもありますが、それが一国の首相ともなるとちょっと困ったものです。

この記事には、九州電力玄海原発再稼働をめぐる「ハシゴはずし」の件も書いてありましたが、記事に書かれていた以外にも、管直人氏のこの手の話はたくさんありそうです。

今年の6月、内閣不信任案が出されたときに、鳩山氏と会談し、「自分は辞める」というような内容をほのめかしておいて、不信任案否決という自分の利益を確保すると一転「辞任の2文字はなかった」と、まるでだまし討ちの詐欺行為をはたらきました。鳩山氏や新聞はどうしてこの問題についてもっと騒がないのでしょう。何しろ国会を詐欺にかけたのですから。(当ブログ2011.06.03の記事「内閣不信任案否決は管直人氏の詐欺、鳩山氏も詰めが甘い。」を参照してください。)

古いところでは、昔、師事していた市川房江氏に断りもなく、事務所から市川氏支持者名簿を持ち出して、自分の選挙活動に使ったことで市川氏に「裏切り者」呼ばわりされたということがあったようです。

こんな具合ですから、この昔の市川氏の件と今回の海江田氏の件の間に数え切れないほどの裏切り行為と詐欺行為をはたらいてきたに違いありません。

大同小異、政治家は多少の癖があっても、もっと大きな理念の実現に忠実であればいい・・・などとは、彼の場合は言えません。何故なら彼には実行力もないからです。管直人氏の実行力については、当ブログの2011.07.07の記事「原発再稼働で発揮された菅総理の実行力とは、ストレステストとは」を参照してください。

一方の海江田万里氏はどうでしょう。

政治家としての手腕はよくわかりません。でも、私はある日を境にすっかり彼を好きになってしまいました。先々月くらいだったでしょうか。予算委員会で佐賀県出身の野党議員が、被災地の大変な様子を説明するため、雲仙普賢岳の当時被災の体験を切々と訴えていた時、管直人氏はじめ閣僚がうんざりした冷たい表情をする中、ひとり海江田氏が思わず目頭を押さえて下を向いてしまった場面があったのです。

最近では、辞任のタイミングをめぐって泣き出す場面もありました。国をリードする政治家がそんなに泣き虫では困るというのが一般メディアの論調でしょう。ヒラリー・クリントンが涙を見せて支持を落としたということもありました。

でも、私はそうは思わないのです。ものごとを動かすのは、やはり人の心です。仕事の方法は勉強すればわかる。実行力を発揮するためにどんな手順を踏めば良いかも、本を読んで何度か実践すれば身に付きます。決断を迫られている場合も、しっかりした正確な判断材料が用意されてさえいればさほど難しいことではありません。

しかし、どんな仕事にも魂が込められていなければ、価値はゼロです。ゼロはいくら足しても掛けてもゼロです。仕事に魂が入るためには、仕事をする人の心を動かさなければなりません。人の心を動かすためには、人の心を自分も心から理解しなければなりません。人の心を理屈の上で計算したり、判定したりすることでは、仮にその人の心が望む事を実現してあげたとしても、その人の心は心から喜ぶことはないでしょう。ましてや、人の心を裏切るなんてとんでもない。

管直人氏と海江田万里氏、150間闘争でどちらに軍配をあげるかは歴然としています。

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