« 尖閣諸島は、それぞれ自国のものとする根拠を示してほしい | トップページ | ドラッカー「マネジメント」サブノート、第50章(全61章) »

2012年8月21日 (火)

ドラッカー「マネジメント」サブノート、第49章(全61章)

49.   ゲオルク・ジーメンスとドイツ銀行

最初に(テイラーやファヨールより以前に)、経営層の役割や組織を考えたのはジーメンスであった。1870から1880年にかけて、ドイツ銀行の経営層組織を構築した。ドイツ銀行は、投資銀行と昔ながらのイギリス流商業銀行を組み合わせたユニバーサル・バンクであり、広域にわたる大規模組織をマネジメントする課題があった。

(1)   経営チームを築く

ジーメンスは次の方法で経営チームを築いた。

  何が銀行の重要活動であるかを分析し、経営チームのメンバーをそれぞれの責任者に指名した。

  主な投資先や顧客、政府などとの関係を分析し、各関係先への責任をチームメンバーに割り振った。

  チームの舵取り役を置いた(ジーメンス自身がこの役を担った)

  重要な活動(引受業務など)や関係先(主力投資先など)への責任者は各分野をみずから統括し判断を下した。

(2)   秘書室

拠点が広がり、人数が増えるとコミュニケーション上の問題が持ち上がった。このため、ジーメンスは秘書室を設けて下記の役割を負わせ、これを解決した。

  各経営メンバーの活動や意思決定内容を経営チームの全員にこまめに伝える。

  銀行全体の将来を考える。

  主な投資先、取引先、関係先と密接に交流する。

(3)   ゲオルク・ジーメンスの残した教訓

上記から、下記の教訓を得る。

  経営トップには、事業全体を見渡し、全体の視点から判断を下す能力が必要。

  経営層には他のどのマネジメント組織とも異なる組織形態が求められる。

  経営層に情報、アイディアの素、励みなどを与えるための組織も欠かせない。

|

« 尖閣諸島は、それぞれ自国のものとする根拠を示してほしい | トップページ | ドラッカー「マネジメント」サブノート、第50章(全61章) »

「マネジメント」(ドラッカー)のサブノート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548369/55477893

この記事へのトラックバック一覧です: ドラッカー「マネジメント」サブノート、第49章(全61章):

« 尖閣諸島は、それぞれ自国のものとする根拠を示してほしい | トップページ | ドラッカー「マネジメント」サブノート、第50章(全61章) »