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2014年4月10日 (木)

STAP細胞と小保方氏の研究姿勢、一連の報道姿勢、世論。

 

小保方氏の記者会見に関して、街の人たちのインタビューを聞きました。みな一端の自然科学者になって評論していましたが、私は研究者の厳しい世界を知ってただおののくだけです。

 

 

 

論文発表当初は、みな若い女性研究者の努力をたたえました。特に女性の社会進出好事例としてのニュースバリューがあったからメディアもそれにとびついた。一方の女性研究者も、社会的弱者の権利主張を批判すると「上から目線」という逆非難を恐れるという風潮を巧みに利用した、或いは女性の社会進出を応援する行為は「罪なきメッセージ」として常にポジティブに捉えられるという風潮を巧みに利用した面があるのかもしれません。ないかもしれません。それは本人でなければわからないし、本人の道徳心を頼むしかないのだと思います。

 

 

 

さて、一日たって、記者会見に対する評価がかたまりつつあるのが見えてくると、今度は安心して評論できる。その評論にメディアも安心してのっかる。この賤しさは一体どうしたものでしょうか。私は自然科学者ではないから、そのルールはよく知りません。でも、見ているとあまりにも可哀そうで、いたたまれない。それも一面しか見ていないための感情だとは思いますが・・・。女性が必ず死ぬオペラばっかり書いた、プッチーニだったら、これをどんな歌劇に仕立てたでしょう。そんなことを思いました。

 

 

 

昔、科学者のイメージは、たった一人で部屋に閉じこもりもくもくと研究を重ねる姿でした。しかし、時代は変わって、研究は大掛かりになり、個人レースではなくなった。スイスのセルンにしても建設が大幅に遅れている核融合の研究にしても、多くの研究者が力を合わせなければ、なかなか研究成果は得られません。

 

 

だからこそ、個々の研究を統合する経営や組織運営力も高度化していかなればならないはずです。しかしそうなっていなかった。組織のトップが末端まで管理するのは不可能だと言う人もいますが、実際はトップの姿勢が結構組織の末端まで届き浸透しているものです。自分の思いが末端まで届いていないと嘆く世の経営者は多いが、実はそうではない、その姿が末端まで届いた結果の姿なのです。理化学研究所の取り仕切り者の責任は重大だと思います。

 

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