« 外国為替相場推移と今後の為替動向判断材料(2017年7月末現在) | トップページ | 小池百合子氏の都民ファースト、若狭の国民ファーストは無政策の政策で受け皿になるのか »

2017年8月 7日 (月)

北朝鮮のICBM開発、国連安保理制裁決議の効果に疑問 立場を逆転できないだろうか

 

北朝鮮のICBM発射実験が続き、米国東海岸を射程に入れる核弾頭搭載ICBMの完成が間近いのはないかとの懸念が広がっています。しかし、これを阻止しようとする国際社会は足並みが必ずしも揃わず、制裁を強化して強制力に訴えようとする日米韓に対して、中露は対話による解決を主張しています。

 

 

 

対話で本当に北朝鮮が核武装を断念するなら、それにこしたことはありませんが、それは過去のいきさつからして実現可能なシナリオではないように思えます。なのに、中露はあくまで対話を優先する姿勢を崩そうとしません。

 

 

 

そんな状況から勘ぐると、ひょっとしたら、中露は北朝鮮を日米に向けて装備した攻撃手段として位置づけているのではないでしょうか。暴発して実際に攻撃しないまでも、予測不可能な懸案事項として、ずっと日米をその頸木の中に閉じ込め、次第に国力を損なっていくのを待っているのではないでしょうか。ならば、中露にとって北朝鮮は都合のいい外交ツールですから、当面はそれを今のまま温存するのが国益にかなうはず。彼らが国益を優先する限り、国際社会に協力するように見せて、ばれない方法で北朝鮮の核武装を支援する構図がしばらく続くような気がします。

 

 

 

但し、中露のそういった戦略が成り立つためには、なにをしでかすか予測不能な北朝鮮でも、中露に対しては敵対しないはずだという前提が必要です。かれらにはその前提が揺るがないという安心感があるのでしょう。

 

 

 

さてそこで逆転の発想です。

 

 

 

日米韓が逆に、現在の中露の立場に立つことは出来ないのでしょうか。北朝鮮は中露に敵対することはあっても日米韓に敵対することはないはずだから、我々にとって北朝鮮問題は心配するに値しない。むしろ、北朝鮮は我々にとって都合のいい対中・対露の外交ツールになっているという状況です。資本主義、社会共産主義というイデオロギーの違いや民主主義対一党独裁という体制上の違いはひとまず置いといて、経済支援など北朝鮮が最も必要としている利益を気前よく与え、彼らの利害を我々の方に近づけるのです。

 

 

 

ただ、そのためには、やはり対話が必要という皮肉なことになるかもしれませんね。まさに先が見えない、悩ましい問題です。

 

 

 

|

« 外国為替相場推移と今後の為替動向判断材料(2017年7月末現在) | トップページ | 小池百合子氏の都民ファースト、若狭の国民ファーストは無政策の政策で受け皿になるのか »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548369/65633798

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮のICBM開発、国連安保理制裁決議の効果に疑問 立場を逆転できないだろうか:

« 外国為替相場推移と今後の為替動向判断材料(2017年7月末現在) | トップページ | 小池百合子氏の都民ファースト、若狭の国民ファーストは無政策の政策で受け皿になるのか »