経済・政治・国際

2017年8月11日 (金)

小池百合子氏の知事としての働きぶり

小池百合子氏は、ゴタゴタしたあげくにようやくオリンピックの開催施設問題が着地した際の記者会見。

 

「大山鳴動してネズミ一匹しか出なかったといわれていますが、いかがか」と質問した記者に対して、

 

「それは失礼ではありませんか。費用も削減できしたし・・・」と口だけ笑って反論しました。しかも、「あなた、なにを馬鹿なこと言ってるの。人が聞いたら嗤うわよ。」とでも言いたげに、淫蕩な嗤いを表情に出して。

 

「失礼」とはいったいどうしたことでしょうか。記者は削減できた費用等の成果を指し、それが大山鳴動の後のメズミだと評価する声が世間にあることを引合に出したに過ぎません。実際に世間の評価はそうであったと思います。失礼でもなんでもない。その評価が間違っているなら、事実を添えて間違っていると回答すれば済むこと。相手を馬鹿にしたような淫蕩な笑いを浮かべた失礼と言う方が、よっぽど失礼ではないだろうか。私にはかなり違和感がありました。

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小池百合子氏の都民ファースト、若狭の国民ファーストは無政策の政策で受け皿になるのか

都民ファーストが圧勝した都議選。何故、民進党は、支持率が低下した政権与党の受け皿になることができないのか。一度はなったけど、その期待を裏切ったからだというのが大方の見方でしょう。民進党の前身である民主党は、1年毎に首相が代わる自民党に嫌気がさした無党派票の受け皿となって大きく票を伸ばしました。それまで耳にしなかった「マニフェスト」には、小泉政権が取り入れた新自由主義の浸透で広がった格差是正を念頭に、国民生活の目線に沿った公約を掲げていました。概ね以下のような内容だったと思います。

 

Ÿ 目指すのは、コンクリートから人へ、直接給付型による人間の安全保障、外交では新時代の日米同盟とアジア外交強化

Ÿ その為の手段として、事業仕訳などによる財源確保と政治主導による戦略実行

 

消去法による民主党選択もあったと思いますが、上のマニフェストに大いに期待したむきもあったでしょう。しかし誠に残念なことに、理想に経験値と戦略がついていかなかった。そのうえ、リーマンショクの後始末と東日本大震災という不幸な出来事が重なり、小沢対反小沢の確執やら、唐突に口をついて思わずでてしまった「最低でも県外」が、当初のマニフェストを粉砕してしまった。誠に不幸としか言いようがありません。

 

都民はそんな民進党を見きってしまったといえます。なら、自分の票を都民ファーストに持っていくしかないと大方の人々が思ったのでしょう。

 

ところで、都民ファーストの政策は、・・・・・なんでしたっけ?

 

よくわかりません。都政を変えるとは言ってたような気がします。都議会を改革するとも。でも、それは政策なのでしょうか。マニフェストなのでしょうか。都政が歪んでいるなら、とっととやればいい。都議会が腐っているなら、さっさと直せばいい。それは政策でもマニフェストでもありません。ことさら言い立てる必要のない、単なる方法論です。

 

政策とはなにか。間違っていた方法が正しい方法に変わったとして、その方法を使って、何をどうするのかが政策です。政策とビジョンがあって、それを実行するための方法の両方が揃ってはじめて知事の仕事が始まるのではないでしょうか。

 

私は別に民進党を支持しているわけではありませんが、上の民主党のマニフェストは少なくとも、政策と方法が網羅されていると思います。ところが、小池百合子氏も、都民ファーストも国民ファーストもそれがない。実行に失敗しても、政策がある民進党の方が、政策のないファーストよりまだいいような気がしますが・・・。

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2017年8月 7日 (月)

北朝鮮のICBM開発、国連安保理制裁決議の効果に疑問 立場を逆転できないだろうか

 

北朝鮮のICBM発射実験が続き、米国東海岸を射程に入れる核弾頭搭載ICBMの完成が間近いのはないかとの懸念が広がっています。しかし、これを阻止しようとする国際社会は足並みが必ずしも揃わず、制裁を強化して強制力に訴えようとする日米韓に対して、中露は対話による解決を主張しています。

 

 

 

対話で本当に北朝鮮が核武装を断念するなら、それにこしたことはありませんが、それは過去のいきさつからして実現可能なシナリオではないように思えます。なのに、中露はあくまで対話を優先する姿勢を崩そうとしません。

 

 

 

そんな状況から勘ぐると、ひょっとしたら、中露は北朝鮮を日米に向けて装備した攻撃手段として位置づけているのではないでしょうか。暴発して実際に攻撃しないまでも、予測不可能な懸案事項として、ずっと日米をその頸木の中に閉じ込め、次第に国力を損なっていくのを待っているのではないでしょうか。ならば、中露にとって北朝鮮は都合のいい外交ツールですから、当面はそれを今のまま温存するのが国益にかなうはず。彼らが国益を優先する限り、国際社会に協力するように見せて、ばれない方法で北朝鮮の核武装を支援する構図がしばらく続くような気がします。

 

 

 

但し、中露のそういった戦略が成り立つためには、なにをしでかすか予測不能な北朝鮮でも、中露に対しては敵対しないはずだという前提が必要です。かれらにはその前提が揺るがないという安心感があるのでしょう。

 

 

 

さてそこで逆転の発想です。

 

 

 

日米韓が逆に、現在の中露の立場に立つことは出来ないのでしょうか。北朝鮮は中露に敵対することはあっても日米韓に敵対することはないはずだから、我々にとって北朝鮮問題は心配するに値しない。むしろ、北朝鮮は我々にとって都合のいい対中・対露の外交ツールになっているという状況です。資本主義、社会共産主義というイデオロギーの違いや民主主義対一党独裁という体制上の違いはひとまず置いといて、経済支援など北朝鮮が最も必要としている利益を気前よく与え、彼らの利害を我々の方に近づけるのです。

 

 

 

ただ、そのためには、やはり対話が必要という皮肉なことになるかもしれませんね。まさに先が見えない、悩ましい問題です。

 

 

 

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2015年9月 2日 (水)

中国人民元と中国の為替制度、中国の思惑と株価

 

先月、中国人民銀行が基準相場を切り下げたのをきっかけに、株が売られ、為替相場も乱高下しました。そもそも中国の為替制度はどうなっているのでしょうか。

 

ちょっと前まで、中国は事実上1ドル8.28人民元での固定相場を採用していました。それを、2005年に変更し、主要通貨の通貨バスケットを参考にして一定範囲の変動を容認する方法にしたとしています。一定範囲が小さくても、通貨バスケットを使っている限り、徐々に市場の需給で決まる均衡値に近づいていくはずですが、人民元は市場から乖離していました。本当に宣言通りの制度をその趣旨に沿って運用しているのでしょうか。

 

実は、国際通貨基金(IMF)は中国の為替制度を「類似クローリング制(Crawl-like arrangement)」に分類しています。IMFは各国が採用している為替制度を管理度合いからいくつかに分け、そのうちのどの制度に当てはまるかを国別に公表していますが、その際、各国が「自国はこうだ」と宣言する制度をそのまま公表するのではなく、事情をよく調べ、実態に即した内容に従って分類しています。実態に即した結果、中国の場合は「類似クローリング制だ」と言っているのです。

 

クローリング制とは、一定の方向を設定しておき、基準相場を定期的に変更する方法ですが、類似クローリングは変動を基準値から2%程度の範囲に収める方法です。基準値は統計的傾向値を以って決めるのですが、この統計的傾向値が曲者。思惑に沿った一定方向を想定している可能性もあるでしょう。だから類似クローリングなのです。その辺りが人民元基準値と市場実勢が離れていく理由なのではないでしょうか。

 

ところで、中国はIMFに対し、SDRの価値を決める標準バスケットの中に人民元を入れて欲しいと要求しています。入れば人民元が国際通貨として認知されたことになるからです。しかし当のIMFは、「ならば、もっと為替制度をきちんと運用せよ」と、これを拒否。

 

そんな中での今回の基準値切り下げ。表向きIMFの指導に従ったと、見せかけておいて、実は通貨切り下げによる輸出促進策に出たのだ。市場はこう解釈しました。通貨バスケットを使っていると言いながら、実は類似クローリング制であったのに、突然バスケットに従うと言い出したのは、いかにも不自然だというわけです。そんな中国のなりふり構わぬ対応を見て、中国経済はそんなに悪いのかと、市場はますます心配になりました。

 

中国の経済指標では、相手の統計から照合可能な貿易統計以外はほとんど信用できないと言われていますね。昔ほどではないけど、やっぱり信用できない。だから、ちょっとした政策変更でも悪い方へ悪い方へと、想像が膨らんでいくのでしょう。株式市場はその最たるものです。人より先に対処しようという思いでリスクに過敏になった結果、世界同時株安が起こりました。

 

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中国人民元の新たな為替規制、為替予約の負担を大きく?

 

今日の日経朝刊1面に、中国が新たな為替規制を導入する旨の記事が載っていました。人民元売り外貨買いの為替予約について、利用者の負担を大きくするというものです。

 

中国の中央銀行にあたる人民銀行は、先月、数回にわたって人民元基準相場を切り下げました。ところが、要らぬ副作用として、先行きを心配する人々がその後元を売り急ぎ、想定以上に人民元安が進行する兆しが見えた為、これに歯止めをかけようというのが今回の規制の目的です。そのため、元売りは規制しても、元買いは規制しません。相当露骨な管理政策ですね。

 

さて、具体的に負担はどれくらい大きくなるのでしょうか。計算してみました。

 

記事によれば、残高の20%を無利息の準備金として人民銀行に預託させるというもの。残高とは予約残高のことで、預託期間はその残高がoutstandingになっている間だと解釈しました。

 

預託期間は無利息なので、預金利息がその機会費用となります。いまの中国の預金金利は1年の定期預金で年率1.75%、期間は為替予約平均期間を6ヶ月として計算すると・・・・

 

為替レート×20%×1.75%×(6ヶ月÷12ヶ月)=為替レートの0.175

 

つまり、1通貨単位毎に、0.175%の負担がかかるということになります。

 

もう少し見えるように、ドル円に置き換え、為替相場が1ドル=100円とした場合で考えてみましょう。

 

100円×0.175%=17.5

 

1ドル毎に17.5銭負担がかかるということです。普通、企業が銀行とドル円の先物為替予約を締結するときは、銀行が1ドル毎に数銭の手数料をとります。中小企業では20~50銭くらいでしょうか。大企業では5~20銭くらいかな。そう思うと、17.5銭は無視できないですね。

 

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2015年8月 6日 (木)

四半期資本主義と、持ち合い株と、トヨタの種類株式

 

みずほ銀行は大手銀行として初めて、「意義がない株は保有しない」との方針を打ち出しました。「意義がない株」とは主として持ち合っている株を指しています。

 

持ち合い株は、安定株主として固定化することを目的としているため、なかなか収益を生まない投資と見られます。そんな株式投資は投資収益を稼いでほしい株主の目から見ると「意義がない」と感じるのです。

 

株主から預かった大切な資本は、少しでも多くの収益を得る為に使わなければならないというわけです。新聞によりますと、そう主張したのは、元経済財政大臣で今はみずほ銀行の社外取締役である太田弘子氏だそうです。

 

別の日、6月中旬の新聞にトヨタ自動車が5年間売買できない株を発行するという記事が載っていました。5年間売買できない代わりに、その後は発行時の価格での買取りを要求できるそうです。それでいて議決権もありです。

 

新聞によれば、目的は長期株主作り。長期株主は長期的視野に立った経営を理解してくれるはず。トヨタ自動車は短期利益を追求するより、長~く生き残ることができる会社を目指しているとのことです。株主総会では四分の一が反対したそうですが、反対者の多くは、短期売買でキャピタルゲインを稼ごうとする機関投資家でした。

 

みずほ銀行の記事と、トヨタ自動車の記事は別の日に、別の視点から書かれた記事でしたから、両者を比べてみた人はあまり多くはないかもしれません。しかし、比べてみると両者のスタンスは眞逆。対立軸の両端にあります。みずほ銀行は短期利益を重視したスタンス。いや、株主を尊重したら、株主の多くが短期利益目的なので、結果として短期利益を優先することになったと言った方がいいかもしれません。他方のトヨタ自動車は、短期利益追求より長期視点に立った経営を目指すスタンス。短期利益追求株主なんぞ、単にキャピタルゲインが欲しいだけの「当座の株主」であって、本当の株主ではないという思想です。

 

そして、これまたタイミング良く、ヒラリー・クリントン氏が「四半期資本主義」を批判しているという記事を見ました。四半期資本主義とは、企業の四半期決算を買の意思決定材料として、こまめに株を売ったり買ったりしてキャピタルゲインを狙う投資家が横行する資本主義のことです。クリントン氏は、このような短期利益しか見ない経営や投資はいずれ資本主義を蝕むものであると批判しているわけですが、記事によると、これを批判する人達も多いといいます。批判しているのは、やはり短期利益追求型の投資家や株主です。

 

さて、3者登場しました。「短期利益追求型」対「長期的視点重視型」は1対2で、「長期支店重視型」の勝ち。

 

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2015年7月16日 (木)

社会資本整備重点計画と新国立競技場の整備

今日の日経新聞朝刊の社説は、「社会資本の適切な総量管理を」というテーマでした。莫大な整備費用で物議をかもしている新国立競技場の話かなと思って読んでみたのですが、それには一言も触れていません。内容は、国土交通省が視界資本整備重点計画をまとめたというものでした。

従来の公共事業は選挙目当てのバラマキとの悪いイメージがあったが、今回の計画は、整備を通じて生産性を高める効果を重視するものとなっていると褒め、最後に、限られた財源を有効活用するためには社会資本の総量をしっかりと管理する視点が欠かせないと主張して結んでいます。

記者の思いは明らかですね。新国立競技場の議論とあまりにもタイミングが合いすぎています。

整備後の運営において赤字となることが見えているから、生産性を高める効果を重視しているとは言えないと・・・、実際には書いていないけど書きたかったはず。また、その莫大な整備費用は突出しており、社会資本の総量をしっかりと管理していると言えないとも・・・、たぶん、書こうとした。

要するに、今回、国土交通省がまとめた計画の方針に対し、新国立競技場整備案は真逆を向いていると主張している・・・ように見える。特定の人を責めるのも気の毒。なにかいい方法はないものか。それともエジプトのピラミッドのように、三千年待てば偉大な遺産になっているのでしょうか。芸術的判断もときには必要なのですが・・・。

診断士としては、あくまでも経営管理的合理性を追求しつつ、人生は結局芸術だとも思っています。

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2015年7月14日 (火)

新国立競技場の非常識な整備計画と義理人情にまみれた芸術的判断の愚かさ

新国立競技場の整備費用が莫大であることが物議を醸しています。ちょっと前はなぜこんなに騒ぐのかなと思っていたのですが、新聞やTVの報道を聞くと、やっぱり憤りを感じます。

 

だって、2,520億円もかかるというではありませんか。

 

この金額だけ単独でみてもイメージわきませんが、面子にかけてオリンピックを成功させると息巻いていたあの中国でさえ、北京オリンピックのメインスタジアム建設費用が500億円程度、別の比較では、東京スカイツリーが6以上も建つなんていうことを聞くと、2,520億円がいかに異常な規模であるかがわかります。

 

しかし、当事者はあくまで押し通すつもりらしい。この新国立競技場だから、オリンピック招致が成功したのだとか、安倍首相が、プレゼンで、世界のどこにもない競技場だと言ってスクリーンに映して見せたから、いまさら撤回できないとか、ラグビーワールドカップに間に合わなくなってしまうから、もう引き返せないとか言って、もう他に選択肢がないという言い方です。

 

まず受けのいい事ばかり並べ、選択肢を捨てさせておいてから正体を見せるという作戦だったのでしょうか。どうやらそんな緻密で計画的な確信犯でもなさそうです。一部には、「今は大変な思いをするかもしれないが、将来には必ず貴重な遺産になる。」と信じきっている人さえいるようですし。まさに芸術的判断ですね。エジプトのピラミッドのように三千年待てというのでしょうか。

 

しかし、今の日本には芸術的判断をエンジョイする余裕はありません。少なくとも経済合理性にかなったものである必要があります。その点はどうでしょうか。

 

いくら初期投資が莫大でも、その後の運営でキャッシュフローが生み出せるなら、いつかはそれを回収することができ、事業全体としては経済合理性があるといえます。例えば、2,520億円かかっても、今後の使節運用で毎年10億円のキャッシュフローを捻出することができれば、252年で回収できます。限界利益がプラスでありさえすれば回収は時間の問題なのです(金利など細かい前提はとりあえず無視)。

 

ところが、修繕費やメンテナンスコストを考慮すると運営においても赤字になるというではありませんか。民間であれば、限界利益がマイナスのプロジェクトは最初から検討の台に上りませんよね。いったい何を考えているのやら。

 

そんな杜撰さが明らかになったのだから、とっとと撤回して別な計画を立てたらいかがですか。しかし、日本人はそれもできない。

 

一流の企画者がせっかく考えたんだからその顔を立てなければならないとか、あの人には義理があるから途中で裏切るわけにはいかないとか、梯子をはずすような真似をすると人情がないと後ろ指さされるとか、そういった美しい人間関係の中で合理的な判断ができなくなっているのだと思います。

 

思えば、太平洋戦争に突入した経緯もそのようなものではなかったか。福島原発での事前の備えもそうではなかったか。ひょっとしたら、今般の安保法制だってそんな義理と人情で進められているのかもしれません。恐ろしい事です。

 

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2015年7月 6日 (月)

ギリシャのユーロ離脱効果は?

ギリシャの国民投票では、緊縮財政への賛成論が増えて両主張拮抗するようになったという事前の世論調査結果を大きく裏切り、「緊縮財政拒否」が圧倒的多数をしめて、明確にギリシャ国民の総意として確認されました。これは良識ある選択なのか、それとも衆愚の反映なのかというと、難しいところですが、これによってユーロ離脱の可能性が高まったことは確かなようです。

ただ、ユーロ側はギリシャの離脱を認めることはないでしょう。離脱のメリットはむしろギリシャ側にあるのではないかと、僕は思います。

まず、ギリシャにとってユーロ離脱はどのようなメリットとデメリットをもたらすか。

短期的なメリットとしては、離脱によって独自通貨(かつての「ドラクマ」かな)を発行でき、金融政策面で一定の自由度を奪回することができることです。一方、デメリットは、財政支援が受けられなくなることです。

しかし、金融政策上の自由度を得ることによって、財政政策と整合的な経済政策をとることができ、いままで不自由であった金融政策を財政で補わざるを得なかった状況と比べると財政負担は少し軽減されるのではないでしょうか。もっとも、それが他からの財政支援分の全てを補完できるかというと、そうは簡単ではありませんが。

大事なのは長期の視点です。結局、ギリシャは国政において自分の足でしっかりと自律していく道しかのこされません。その面で国民一人一人の建国意識と結束が深まる可能性があります。短中期的には、相当の痛みを伴うが、長期的には充実して幸せになるのではないでしょうか。

ユーロ側はどうでしょうか。

メリットは、蟻地獄のような財政支援の負担から解放されることでしょう。もっとも、債権放棄による相当額のキャピタル・ロスが発生しますけど・・・。一方、デメリットとしては、安価な労働力群を失うこと、圏内でのヒエラルキーを失うこと。ギリシャが居なくなればよりコンファインされた世界で新たなヒエラルキーを作りださなければなりません。相当なコストを伴います。次のギリシャが必要なのです。そして次のギリシャが同じように離脱するならまた次のギリシャというように。それは南欧諸国の全部が離脱した後も続きます。ユーロとは構造的な経済格差を必要とする枠組みだからです。

長期的には、ユーロの結束を損なうばかりか、伝統的な枠組みの中で勢力を拡大しようという目論見もはずれるのではないでしょうか。

 

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2015年6月19日 (金)

PCのOutlook予定表をAndroid携帯と同期

 

Windows8.1Outlook2013予定表を、Android携帯で使うカレンダーと同期させるのに結構苦労しました。

 

 

 

予定表は自己行動管理の基本。もともとは、革表紙のシステム手帳A5サイズを使っていました。40歳くらいの頃からですから1995年前後から15年くらいでしょうか。そのうち、いわゆるスマホが出回るようなった初期のころ、サッカーの中田英寿がCMしたWindows Phoneを買って、カレンダーアプリにも予定を入力するようになりました。

 

 

 

結果、自宅PCOutlook予定表、手書きのシステム手帳、Windows Phone・・・、さらには会社のスケジュール表と、いくつもカレンダーができ、予定ができる都度、それらに手書きしたり、入力したりと、とっても面倒なことになったのです。それでも、携帯がwindowsだったので、同期は自然でした。手書きのシステム手帳は予定表というより、タスク管理や企画アイディアメモといったことに使うようにして、なんとなく各メディアの棲み分けができていて、それなりに満足していました。

 

 

 

ところが、その後Windows Phoneが店頭から消え、新たな道具としてタブレットが普及するようになりました。タブレットの使い道は人それぞれですが、僕の場合、手書きのシステム手帳をタブレットに置き換えるニーズにピッタンコ。ただ、iOSAndroidというわけにはまいりません。自分の活動や仕事は全部WindowsOfficeだからです。

 

 

 

Surfaceが出るまで待ちました。

 

 

 

さて、Android携帯、Surface(Windows8.1,Outlook予定表)、自宅書斎のデスクトップPC(Windows7,Outlook2013)をどうやって連携させるか。IT素人の僕には難題ですが、あちこち調べ、あれこれ試行錯誤してなんとか実現できました。その方法は・・・・

 

 

 

Windows PCOutlook2013予定表とAndroid携帯のカレンダーを同期させる方法】

 

 1. 考え方 : Outlook2013予定表のデータとAndroid携帯カレンダーのデータをWeb上のOutlook.comを仲介して自動的にやりとりする。

 

 

 

 2. 手順

 

 (1) 仲介するOutlook.comを準備する。

 

  Microsoftアカウントを作って、Web上のOutlook.comを使えるようにする。

 

  アカウントに登録するメールアドレスは、XXX@outlook.comとかのWebメールにしなければならない。Microsoftアカウントのサイイン画面で新規取得可能。

 

     ③ Outlook.comにもカレンダーがあるが、これはとても使い勝手が悪い。やっぱり手元はOutlook2013予定表(Outlook.comOutlook2013は名前が似ているので混同しないように注意)。

 

  しかし、この使い勝手が悪いOutlook.comカレンダーが仲介役となる。つまり、Outlook.comカレンダーとOutlook2013予定表をまず同期させるということ。その手順は(2)

 

 

 

 (2) Outlook2013予定表とOutlook.comの同期

 

  PCOutlook2013予定表を開いて、ここにOutlook.comのアカウントを登録する。登録するのは、さっき作った.XXX@outlook.com

 

  Outlook2013左上の「ファイル」→「アカウントの追加」→XXX@outlook.comを入力し、手動設定を選んで「次へ」。

 

  Outlook.com・・・・と互換性のあるサービス(A)を選択して「次へ」。

 

  サーバー情報のメールサーバーには,「m.hotmail.com」と入力。

 

    ⑤ これで画面には、「予定表Outlookデータファイル」と「予定表XXX@outlook.com」の2つの予定表ができる。前者ローカル、後者はOutlook.comとつながっている。

 

  旧予定表(予定表outlookデータフィル)の各予定を新予定表(予定表XXX@outlook.com)に移すには、少なければ、予定表を2つとも表示サセテドラッグ・ドロップ、多いなら、Outlool.comからインポートする。

 

 

 

 (3) Android携帯カレンダーとOutlook.comの同期

 

  使いたいカレンダーアプリを開いて、Outlook.comのアカウントを追加する。ジョルテは月間料金¥300が必要なジョルテ・プレミアムじゃなければ登録できないと表示されたので、「Sプランナー」でやってみる。

 

  カレンダーからアカウント追加→Microsoft Exchange Active Syncを選択して、内容を入力する。

 

  同期ボタンを押すと、あ~ら不思議、Outlook2013の予定が全部Sプランナーに表示されるではないか。

 

 

 

当然新規の予定は、Outlook2013からでもAndroidカレンダーからでも登録可能です。また、Outlook2013は自宅PCでも、SurfaceでもOK。これで、3者めでたく同期とあいなりました。

 

 

 

それにしても、Webメールのなんたるかを理解していない僕でしたから、随分と苦労しました。あとは、データ通信料金が安くなるのを待つだけです。おしまい。

 

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